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流体シミュレーションを用いた小児の
上気道通気障害の検査方法について

目的
・これまで上気道の通気障害について鼻腔通気度計やpolysomnographyなどの機能検査やMRI、CT、側面頭部エックス線規格写真などの形態検査が行われているが、通気障害の部位を特定する検査方法は確立されているとはいえない。 そこで上気道通気障害部位の特定方法として上気道流体シミュレーションの有効性を検討し、臨床応用の可能性を検討する

Figure 1. 【 症例 1 】 顎顔面形態に異常のない8歳4か月の女児

Figure 2.【 症例 2 】 骨格性上顎前突の8歳1か月の男児

Figure 3.【 症例 3 】 骨格性上顎前突の9歳8か月の女児

考察
・これまで上気道の通気障害部位を特定する方法はCT断面画像等の形態からの判断が主流で、本研究のように空気の流れをみて通気障害部位を特定する方法は演者らの知る限り見当たらない。 本研究では顎顔面形態に異常のない症例1では通気障害を認めず、骨格性上顎前突である症例 2および3では流入部断面圧力が高く、通気障害があることが示された。特に症例 3のように上気道形態からは閉塞した鼻腔だけでなく、口蓋扁桃が肥大している咽頭部にも通気障害が考えられたが、上気道流体シミュレーションからは、咽頭部には通気障害がないことが示された。 このように、上気道の流体シミュレーションでは、形態からではわからない下咽頭から外鼻孔までの通気障害の有無と通気障害がある場合、その部位の特定が可能であることが示された。

流体シミュレーションを用いた小児の上気道
通気障害の検査方法について

鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 小児歯科学分野 岩ア智憲
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